健康診断

健康診断の血液検査で分かることは?気になる結果の見方と病気の前兆

健康診断は自身の健康管理の一環として重要なことといえます。その中でも、血液検査は身体の状態を詳細に知る上で欠かせない検査です。この記事では、健康診断の血液検査に焦点を当て、結果の見方や基準値、異常時の対処法などについて詳しく説明します。特に、血液検査が健康管理に与える重要性にもご紹介します。

 

1. 健康診断の血液検査で分かること

1.1 血液成分の健康状態

血液検査では、赤血球や白血球、血小板などの血球成分、また、血液に含まれる蛋白質などを詳細に分析することが可能です。これにより、貧血や免疫機能の異常、血液凝固の状態など、様々な健康状態がわかります。

1.2 代謝関連の情報

血液中の糖分(グルコース)や脂質(コレステロールや中性脂肪など)などの代謝関連の物質も検査できます。これにより、糖尿病や高コレステロールなどの生活習慣病のリスクを知ることができます。

1.3 臓器の健康状態

肝機能や腎機能、甲状腺の状態など、各臓器の健康状態も血液検査で評価できます。異常が見つかれば、早期の対処が可能となります。

 

2. 健康診断の血液検査の結果の見方

2.1 基準値の理解

血液検査の結果を理解するためには、各項目の基準値を知ることが不可欠です。基準値を超えたり、下回ったりすることで、異常が疑われる場合があります。

2.2 数値の相互関係

単独の数値だけでなく、複数の数値を総合的に評価することが重要です。例えば、総コレステロールが高い場合、LDLコレステロールが高いと動脈硬化のリスクが高まる可能性があり、逆にHDLコレステロールが低いと動脈硬化のリスクは高くなります。

3. 血液検査の基準値

3.1 一般的な基準値

血液検査の基準値は性別や年齢によって異なります。一般的な基準値に加え、特定の疾患や状態における基準値も存在します。医師との相談が大切です。

◆白血球数 (WBC)

3,000 (/μL)以下 要医療
3,100~8,400(/μL) 異常なし
8,500~8,900(/μL) 軽度異常
9,000~9,900(/μL) 要経過観察
10,000(/μL)以上 要医療

◆血色素量(ヘモグロビン量、Hb)

◆男性

12.0(g/dL)以下 要医療
12.1~13.0(g/dL) 要経過観察
13.1~16.3(g/dL) 異常なし
13.1~16.3(g/dL) 軽度異常
13.1~16.3(g/dL) 要医療

◆女性

11.0(g/dL)以下 要医療
11.1~12.0(g/dL) 要経過観察
12.1~14.5(g/dL) 異常なし
14.6~16.0(g/dL) 軽度異常
16.1(g/dL)以上 要医療

◆血小板数

9.9(万/μL)以下 要医療
10.0~12.2(万/μL) 要経過観察
12.3〜14.4(万/μL) 軽度異常
14.5〜32.9(万/μL) 異常なし
33.0~39.9(万/μL) 軽度異常
40.0(万/μL)以上 要医療

 

◆中性脂肪

29(mg/dL)以下 要医療
30~149(mg/dL) 異常なし
150~299(mg/dL) 軽度異常
300〜499(mg/dL) 要経過観察
500(mg/dL)以上 要医療

 

◆HDLコレステロール

34(mg/dL)以下 要医療
35~39(mg/dL) 要経過観察
40(mg/dL)以上 異常なし

 

◆LDLコレステロール

59(mg/dL)以下 要医療
60~119(mg/dL) 異常なし
120~139(mg/dL) 軽度異常
140〜179(mg/dL) 要経過観察
180(mg/dL)以上 要医療

 

◆AST(GOT)/ALT(GPT)

◆AST(GOT)

30(IU/L)以下 異常なし
31~35(IU/L) 軽度異常
36〜50(IU/L) 要経過観察
51(IU/L)以上 要医療

 

◆ALT(GPT)

30(U/L)以下 異常なし
31~40(U/L) 軽度異常
41〜50(U/L) 要経過観察
51(U/L)以上 要医療

 

◆γ-GT(γ-GTP)

50(U/L)以下 異常なし
51~80 軽度異常
81〜100 要経過観察
101以上 要医療

 

3.2 基準値の変動

基準値は検査当日の食事や患者や健康状態などで変動することがあります。これを理解することで、より正確な評価が可能となります。

 

4. 血液検査で異常が出た場合にして欲しいこと

4.1 追加検査の受診

異常が見つかった場合、追加の検査が必要となることがあります。この段階での早期発見が治療の成功に繋がります。

4.2 生活習慣の見直し

異常が見つかった場合、生活習慣の見直しも必要です。食事や運動の改善が健康への第一歩となります。

5. 血液検査の結果をデータ管理する意味とは

5.1 長期的な健康管理

血液検査の結果をデータ管理することで、長期的な健康管理が可能となります。変化の傾向を把握し、将来のリスクを予測する手助けとなります。

5.2 医師とのコミュニケーション

結果のデータ管理は医師とのコミュニケーションを助けます。状態の変化や異常の発見が容易になり、適切なアドバイスや治療が得られます。

 

6. まとめ

健康診断の血液検査は身体の内部状態を知る上で非常に有益です。異常が見つかった場合でも、早期発見と適切な対処により多くの病気は予防できます。また、結果の長期的なデータ管理は将来の健康を見据えた重要なステップです。健康診断を受ける際には、結果に真剣に向き合い、医師との協力を大切にしましょう。

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